❸【演技プラン】6～8ヶ月程度
«実践練習（稽古）で台本を使って実際にお芝居を作りましょう»
ここの話がブルアメソッドの一番の特長。「演技プラン」。
この演技プランが、俳優の魅力と言っても過言ではありません。この俳優の仕事の中で、最も重要なお話になります。まず、「作品をどのように魅せるか？」……この仕事、演出に任せてはいませんか？
もしそうお思いでしたら、演出の仕事がよく理解されてないと言えます。
簡単に言いますと、俳優が持ってきたものをどのように融合させるかが演出の仕事です。しかも、演出はそれをただ単に融合させるだけではなく、俳優の意図をしっかりと酌んで、ならばどうすれば俳優陣が生き生きと舞台に立っていただけるだろうという環境を作ることなのです。自分のイメージで舞台を作るのではありません。みんなで作る総合芸術として、出来上がるのが楽しみな作品の方が断然面白いのです
。自分の実力とは実は限られていて、今の自分おイメージでは、ともすれば「固定観念」となり、自分の成長を阻むものとなり得る。ですから、常に、俳優の仕事を信頼し、全体との組み合わせでどのような変化が起きるのかが分からない方が、無限の可能性があると言えるでしょう。ただ、そこには色んな技術があって、そこが演出の仕事の面白いところでもあるのです。
勿論、ここには色々な演出家の方がおられるので、様々な想いがあるかとは思われます。
当方としましては、「他力本願」が念頭にあり、一心に業をすれば、阿弥陀如来の力が備わると信じ、ただ目の前の事を行うに徹しております。
仏師が木を彫る。木を彫るにつれて、いつの間にか仏を傷つけないようにその姿を浮かばせていく。そのような仕事だと思っております。
ですので、俳優自身がどう表現したいかに、全てが関わるのです。
どのようにして役の人物である自分の生き様を観客にご覧いただくか？
この見せる戦略が俳優にとって一番面白いものだと言えます。
この花形的職業を、生かすも殺すも自分次第。その戦略の立て方を丁寧にお教えし、台本の読み方を伝授いたします。
台本の読み方はあまりお教えしているところは少ないと思いますので、その辺りもブルアメソッドの強みであります。
演技の答えは台本にはありません
このことが分かるだけでも、おそらく目からウロコだと思います。
台本を読むには技術がいるんです。これから俳優を目指す方々には本当に本当に知って欲しい技術なのです。
以上が、俳優養成講座のご説明になります。ここまでご覧いただけてるということは、志の高い方ですね(笑) これを機会に是非、ブルアのメンバーと講座で学びませんか？
俳優養成講座の詳細はこちら
最後に今回の講座のスタッフをご紹介します。
講師は、私さいとうつかさが務め、公演発表会の演出も兼任します。
また、講座アシスタントは表紙モデルにもなってます、劇団ブルアの みお が務めます。
みおはお芝居を始めてまた4年ほどですが、昨年度よりプロ劇団の地方巡回公演に出演し、今年は主役を務めるところまで参りました。まだまだ、可能性を秘めた女優であり、劇団のエースでもあります。
何か分からない点があっても大丈夫です。みおもしっかりサポートしますので楽しく学んで参りましょう。一緒に学んで参りましょう。
講師は私、さいとうつかさでございます。さいとうのプロフィールは最後に載せております。
新しい、俳優の道を全力で応援します。私たちと一緒にお芝居を作ってみませんか。
最後までご覧いただきあして、誠にありがとうございました。
さいとうつかさ
劇団ブルア 代表
劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。
