人のために動くことが、自分の成長の鍵になるという話です。

自分のことよりも人のことを考えることが出来るか?

これが高いステージに行く鍵になります。

いつまでも自分のことばかりに執着していると、成長はありません。

いつも同じようなことで悩んで、それが嫌なのであれば、周りが変わるのを待つのではなく、自分が変わることで乗り越えることが必要になりますよね。

それでも、自分に固執する人は「我」が強いということで、そういう状態ですと、人生はあまり面白くないのかもしれません。

俳優の演技も然りです。

自らの俳優としての演技上達を願うならば、自分よりも周りの人のために動けているかで、成長できるかどうかが決まります。

これはとても簡単な話で、自分の演技の仕方は、相手のセリフや動作によってほぼ決められるからです。

相手が動きに対して、自分がしっかりと受けることが出来ているかで、簡単に答え合わせが出来るのに、合わすことをせず、自分のやりたい表現に固執すれば、芝居は成立しません。

周りと調和を図ることをせず、演じるということは、周りを軽視しているという行動に繋がってしまいます。

みんなそういう人とは仕事したくはありませんよね。

そんなことは誰でも分かっているかと思います。

でも、先ほど申し上げたように、

相手のことを受けて、合わさないという行動が、周りを軽視していることに繋がっているということにはなかなか気がつかないのではないでしょうか

ですから、そうならないためにも、仲間を大切にする。周りの大切にするという意識で仕事をすれば、相手のことを優先するのはごく自然なことだと思います。

自分が周りの人のためになるならば……

こういう人が近くにいると、調和がとりやすいのですね。

自らがお役にたてることを常に考え、沢山、人に合わせて行動できるようになれば、自分という人間は必ず大きく成長します。

そういう人間になれば、周りは放っておきません。

必ず、中心人物として、自分を扱ってくれます。

こういうふうに感じることが出来るから、周りへの感謝が増えて、幸せなのではないでしょうか。

自分で良い環境を作りたいのであれば、まず、人のために動ける人になりませんか。

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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