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私たちは生きていると調子が良かったり悪かったりしますよね。

本日は、演劇的「調子のあげ方」をご紹介したいと思います。

まず、演劇では同じ演目をしていると日々の体調により、調子が乗らなかったりすることはよくあります。

人間ですからそれは仕方ありませんが、私たちの演劇メソッドではこれを改善する方法があります。

それが、身体動作から感情を誘発させるという方法です。

簡単に言いますと、明るい感情を誘発させたいのであれば、明るくなるような動作を行えば良いということです。

そんな馬鹿なと思われるかもしれませんが、私たちはそれを実践して、自分の感情のコントロールをしています。例えば、気持ちを明るくしたい場合は、高い声と笑顔で十分です。

自分がそんな気分ではなくても、この二つを実践すると自然と気持ちが明るくなります。

このことが分かれば、普段の自分の動作や言葉は結構重要だなって感じるようになるんです。

毎日気分が乗らない方は、もしかしたら気分が沈むような動作を取っている可能性があるということです。

下を向いていたり、息を吸い込む意識よりも吐きこむ方にばかり意識をしていたりするとその動作から感情が誘発されて、気分を自動的に下げいているということなのです。

ですので、そういう時こそ、気分を換えてという意識ではなく、動作を変えてという意識でもって、明るい動作、笑顔でいる。高い声で話す。

こうして動くことをすれば、快活な動作に繋がり、どんよりとした気分は徐々になくなるのです。

不思議な話ですがこれは多くの方々に実践していただきたい演劇メソッドです。

息を吐く方に意識せず、吸う方に意識するというのは、「新しい空気を体に取り込む」というイメージなのですね。

こういうふうに普段からの体の動きには何かせ必ず意味があるのです。

その意味をしっかりと認識すれば、自分の心持ちは自然と変わっていきます。

例えば、言葉もそうです。

暗い言葉ばかりを発していると、周りの人も暗くなるを感じ取れるはずです。

しかし何より実は自分が一番その暗い言葉にやられてしまっている場合だってあるのです。

人間だから愚痴の一つや二つを普通に出てくるもんだと思っていても、これは心持ちからすれば、少し注意が必要で、そういうふうにして愚痴を言っていると、その愚痴を聞いている自分の気分を下げているということにも繋がりかねないのです。

ネガティブな言葉は口にすると気分が楽にはなります。

しかし、よく考えてみると、そういう習慣をつけてしまうと、楽になりたいからネガティブな発言が増えることにも繋がりかねないのです。

ですから、心持ちとしては出来るだけポジティブな言葉を発することが大切のです。

愚痴を言っている人は、本人はたまにと考えているかもしれませんが、周りの人はそう思ってないかもしれないのです。

それだけ、ネガティブな発言は自分にとって良くないことを心掛けたいと思っているんです。

自分の言葉は自分が一番よく聞こえている。

この聞くというのも動作なのです。この動作から感情が誘発されることを意識したいところですよね。

ただこの気分が良くなる方法ですが、敏感でなければ、なかなか身体から感情が誘発されることがありません。

ですから、こうすれば私は気分が良くなるという風に思って、心掛けることも大切です。

明るい言葉を発すると少し笑顔になれる。とか、高い声で話すと勢いがつく。とか、笑顔になると笑いが増える。

などのように自分の中でそう念じるようなものが始める際は必要なのです。

今の私たちは素直に感情を出すということが難しくなっているように思います。特にネガティブな感情は社会においては抑えることが求められてりします。

そうすると、喜べることがあっても素直に喜べない状況だって必ず出てくるはずです。

ですから、せめて自分の中では素直な感情が出るように訓練するということが必要なのではないでしょうか。

ネガティブな感情は抑えるというくらいですから、自然と出てくるかと思います。

しかし、ポジティブな感情は自然にとはいかないことを頭に入れておかないといけないのですよね。

そうして、毎日笑顔で過ごしていれば、笑顔になれる状況が段々と増えていくようにさえ思います。

ですから、修行だと思ってこのことを取り組んでいただければと切に願います。

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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