私は最初にも書いた通り、演劇が好きで始めたわけではありませんでした。

赤面症を治したいと思って、お話講座というところに申し込んだのが一番最初にお世話になった劇団で、そこから私の演劇人生が始まりました。最初は芝居を続けていても、楽しいというより…どちらかというと、苦しいことの方が正直多かったです(笑) 何回も辞めようと思ってましたし、実はあまり申し上げたくはなかったのですが私のわがままで一度この世界を離れたこともあります。

14年間お世話になった劇団を辞めて、芝居とはきっぱりと縁を切りました。一からやり直そう!一念発起してハローワークに行って履歴書の書き方を教わり、若年者就労支援のセミナーを受けました。そのセミナーの時にこういうことを言われたのです。

この履歴書ではなかなか就職は難しいですね・・・

経歴がお芝居に関してだった・・・という恥ずかしい思いもしました。

この話はあまりしたくはありませんでしたが(笑) というような理由から私は正社員にはなれないと分かったので、契約社員で全国展開している不動産会社に就職して頑張って営業の正社員に昇格しようとした時期も実はありました。3か月くらいまでは鳴かず飛ばずでしたが、当時お世話になった店長に色々とレクチャーを受けて、4か月後には契約社員の部で大阪一に。そして翌月には、同部で日本一という知らせも受けました。

本当に仕事が面白く、昼夜働いていました。当時の店長からも、とても可愛がっていただき、社員の道も約束されたのですが、私は半年でその会社を辞めました。

芝居を中途半端で終えている自分

この自分に悶々としていました。実は就職した後も何度か出演依頼の電話がよく来ていました。しかし、仕事があるからと言って毎回断っていました。そうしていくうちに…「自分の人生これで良いんかな…」・・・と、まぁ、誰もが一度は思うことですよね(笑) 私もそれを経験したわけです(笑) それからも色々とありましたが、また芝居の世界に戻ったのです。

どうして芝居の世界に戻ったのかを、次のページでお話しさせていただきます。

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