今から思いますと、自分の目の前のことをしっかりとやることによって

運が切り開けてきた

と・・・そんな感じが致します。

海外で芝居が出来たのも、海外で認められたことも、一つ一つの積み重ねから出来たものです。何回も海外で公演していくと海外の俳優の方々とも触れ合うことも出来て、たくさんの良い思い出も出来ました。

異国の地にも友人が出来る。言葉は通じないけど、演劇で通じ合えた仲も私にとってはかけがえのないもの。

そういう経験が出来たのは、本当に目の前のほんの小さなことから始まっていて、それを、

一心不乱に取り組んだ

ことが「次の楽しい」を作りあげたのだと確信しています。

楽しいからするんじゃなく一生懸命したら楽しくなるもの

これが分かったのです。ですから・・・目の前のことに一生懸命になれないのは不幸だなと思うのです。

こんなことが出来ても全然大したことがない、やっても意味がない・・・

そうして、やってもいないのにそう勝手に決め込んでやらないということは、実はとても不幸な道を選択しているのだということが分かったのです。

今やっていることには必ず意味がある

そう思って取り組めば、必ず意味が見えてきて、その意味が次の楽しさに繋がるものなのです。そうして自分で行動し見つけることが本当は何よりも楽しいことで、答えを誰かに求めたりすることは本当の意味で楽しみを見出せない方法を取ってしまっているのです。

ですから、与えられた目の前のことを真剣にやってみて下さい。意味がないような行動に思えるのは今のその時のあなたが考えているだけであって、未来の成功しているあなたはきっとその時の行動の意味を見出せています。それは何故か?・・・・・

それは自分自身で楽しい方向へ行く点と点の結び付け方が上手になっているからです。無駄な行動なんて何一つないのです。無駄だと考えているのは、失敗した時の自分です。失敗で終わったら失敗で、自分の行動が報われませんが、諦めずに行動を続ければ無駄なことは何一つないことに気がつくのです。無駄なことをしてるわけではないと自分の行動を信じれば、次の楽しみが必ず見つかるようになっているのです。

少しでも上手くなろう、どうしたら上手くできるのか、こうしたらやりやすいよね。そういう一つ一つの小さな成功に喜べる天才になるのです。そうして高い自分のビルを築き上げるのです。

こうなると、もっともっと自分の力を試したくなるはずです。自分の力を試すことが楽しみ。この楽しみを知れば、もう自動的に楽しくなることでしょう。楽しくなれば続くもの。継続が大切だと思うのであればこうやって好きになる能力を身につけましょうね。

好きだからするでは続かないのです。

最後までご覧くださいましてありがとうございました。

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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