2.この練習を続けるための心構え

この練習は忍耐が必要です。

「やっても意味がないと考えてしまう自分との闘い」が待っています。

この闘い、「自分に自信のない方」は本当に苦戦します。

この練習の成果の奥には「自信が持てるか」というところに帰依するからです。

自分の感覚を大切にするということは、人がどうであろうと私はこう感じたという自信なのです。

よく、自信をつけるために練習すると言われる方も多いですが、自信があって練習しないと得られないこともあります。

今回お話している練習も自信がなければその効果が自分ではなかなか見えないものなので、自信をつけるために練習しようという考え方より、自分の信じていることをしっかりと伸ばす練習をしようと考えられると良いですね。

そして、この練習は自信をつけるためにも最良な練習方法でもありますので、理屈抜きで取り組むこと。これが一つ目の心構えとなります。

心構え① 理屈抜きで取組む

次に、必要なのが今をしっかりと実感して生きるということです。

過去に捕らわれず、未来を期待せず、足元をしっかり見て今生きていることを意識するということです。

人間は一日に「6万回」考え事をしている言われています。

そしてその考えの殆どが考えようとして出てきた考え事ではなく、

気がついたら頭に浮かんでいたというような「妄想」なのです。

妄想は、自動的に頭の中に浮かび上がり、その思いをはせている時は、今自分が生きているという実感はどこかへ追いやられます。

例えば、車のドライブ中、助手席の人と楽しく会話していたら、ふと景色を見た時、いつの間にか目的地周辺まで辿り着いていた経験などはありませんか?

電話で話し込んでいたら、いつの間にか3時間が経過してたってこと、ありますよね。

楽しい時間はあっという間ということもありますよね。

人間は考え事をしていると時間間隔がなくなることがあります。

これは妄想に駆られる時であっても同じです。

何か考え事をしていると「今の感覚がおろそかになる」

そうなると、身体から動きから感情を誘発させることがなかなか出来ません。

今の感覚をしっかりとキャッチして、今自分がどのようにいるのかという感覚を研ぎ澄まさなければ、感情のスイッチが入らないので、しっかりと今を生きる意識で臨むことが必要です。

今を集中して生きるには、瞑想やマインドフルネス、ヨガが効果的です。心臓の鼓動を感じ、どんな息をしているのか、身体の調子がどうであるのかを感じ取ることで「無の境地」に近づける習慣をつければ、妄想が仮に出たとしてもすぐにそれに気がつき、冷静にその妄想を消すことが出来るようになります。

このように、今を生きている感覚を大切にして身体の微妙な変化を感じ取ることが求められます。

心構え② 今の生きている感覚を研ぎ澄ませて取組む

この二つの心構えで練習すれば、身体を動かして感情を誘発する感覚がつかめるようになります。

最後に次のページで実際にどういう練習して習得するのか、そしてこの技術の習得がどんなことをもたらしてくれるのかをお話します。

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