
今回のお題はこれです(笑)
この話は私にとって結構切実です。
「この話、私、あてはまるかも!!」
そういう方がいらっしゃったら、出来れば、今回のお話共感頂ければと願うほどに・・・
それだけ重要だと思っています。
どうしてこのようなお題にしたかということですが、現在講座等で表現をお教えしている中で、結構、『しんどい方向へお考えなられる方が多いのかな』と思ったからです。
私の考え方は少し変わっていると言われます。だから、私みたいな考え方は出来ないとよく言われました。・・・というより、未だに言われていますが(笑)
例えば、
「会社行きたくない」
と言われれば、
「じゃぁ、休みましょう」
って感じです(笑)
「私ならば、躊躇なく休みますし、嫌ならすぐに辞めます」って言ったら、
「それは、他人事だからそう言えるんですよ」
とか
「それは、さいとうさんだから出来るんですよ」
など、散々な言われ様です(笑)
確かに、私の今までの道のりは普通の道とは言い難いですが・・・
とっても変わった人の意見はなかなか通りません(笑)
ただ、そんな変わった奴かもしれませんが(笑)
今回の話だけは共感頂きたい!!!!!!!
そう思って書きます。暑苦しい内容かもしれませんが、冬なのでご勘弁下さい。
さて、いよいよ本題に・・・
私は次のように考えています。
幸せになる考え方と不幸になる考え方は絶対にある
あなたは如何でしょうか?
もし「そうだ!そうだ!」と思えるなら、
幸せになる考え方で生きたいですよね。
私はそう思ってますので、これからはその前提でお話させていただきます。
一つ一つの幸せを見つけ、満足できる日々を送れるお手伝いになればと願います。
幸せになるステップ |
---|
1. 良いところを見るように心がける |
2. ポジティブな言葉で自分との会話を図る |
3. いままで見えていなかったものに気がつき感謝が生まれる |
1.良いところを見るように心がける
私は現在、俳優養成講座や演劇ワークショップ、コミュニケーション教室でお教えさせていただいてます。これらは全て最終到達地点(目的)が違うので当然、お教えしている内容は違いますが、練習の進め方だけは一貫した考えがあります。その考えが・・・
褒め出し
要は「ダメ出し」の反対です。
人を褒めることに関しては賛否両論がありますが、今の環境下で結果を早く出すのであれば、間違いなく「褒める」ことの方が今までの経験上「最善の方法」と言えます。
子どもならともかく大人を褒めるのはちょっと違うと思われるのもごもっともです。
環境や状況が違えば私もそのスタンスで考えるかもしれません。
ではどうして私の教えている状況や環境で「褒める」という方法でアプローチするのか?
それは、練習した時に「出来なかったところに目を向ける人」が圧倒的に多いという現状があるからです。
それだけならまだ良いのですが、あまりに今の現状に満足していない方が多いのだなと思ったのです。
どうして、こういう事になっているのだろう???
確かに出来ない部分を知り、それを出来るようにするのは良い心掛けだとは思います。しかし、人間はこの心掛けでずーっと押し通せるわけもなく、こういう考え方ですといつかは疲れてしまうように思うのです。
ですから、このリスクをなくすために「今、自分が出来たものにフォーカスする」といった習慣に変えて、まずは今の自分に満足するように考え方をシフトする必要があると考えたのです。
そのような考えから、講座を受けられている方には、表現者を見ている時に出来ていないところを見るのではなく、出来ているところを見るようにしましょうという取組みをするようになったのです。
そして、表現者への感想を受講されている方一人一人にお聞きすることもしています。
このことでどのような効果が表われたか??
受講されている方々の前から見た感想「褒め出し」は、徐々に講座の中では「褒めている」という感じではなく「事実を言ってる」というような雰囲気になりました。そしてその指摘を受けられた方も、段々と抵抗なく「自分の出来たこと」を受け入れるようになったのです。
ですので、練習の時にはこういう会話になるのです。
「○○さん、あのシーンの表現、めっちゃ良かったですよ」
「有難うございます。でもまだ結構引っかかってるところあるんですよね」
「分かります。確かに難しいですよね。でも、そんなに気にならなかったですよ」
「そうですか。私はもっとこうしたかったのですが、ちょっと余裕がなくて・・・」
「ああ~、そうでしたか。じゃぁ今度、そこ意識して観てみます。でも、今でも良いと思いますけどね」
「分かりました。ありがとうございます」
と、このような話の展開が結構多くなるのです。
この会話の特長なのですが、意見を言ってくださっている方に
「ありがとうございます」と言ってお応えする方が増えてくるのです。
このように感謝の気持ちが出るということはどういう事がというと
『受け入れることが出来たという表われ』
なのですね。
こうして、細かいことの積み重ねが
『今の自分に満足する』
ということに繋がっていくのです。
ただ、ここまで読まれて、このような疑問が浮かんだ方もおられると思います。
それは・・・
「あまりに悪い表現で、見るに堪えない表現であったとしても褒めるべきなのですか?それじゃいつまで経っても気がつかないし、直らないのではないですか?」
このような疑問が出た人!!
自分で話題をふっておきなからですけど、とっても良いご質問です!!(笑)
『それでは直んないですよね!』
ごもっともな質問です。
ただ、ここがポイントなのです。
「ここで直そうと思ってはいけない」
ということです。
性急にしてはいけません。
「仮にどんなに酷かろう表現であっても褒めて下さい」
というのが私の方法なのです。
これには人間関係の問題があるからです。
「間違っていることを間違ってますよ」と指摘する行為は『相手を変えようとする行為』です。これは余程の信頼関係がないといけません。ダメ出しは実は相当配慮が必要な行為なのです。
そして、これが結構、色んなところでされているから驚きなのですけど、私のような若輩者がこういうこういう指摘行為をすると、相手からすると「不快」に感じる場合もあるのです。
「事実を言ったまでだ」とかそんなつれないこと言わないで(笑)
『類は友を呼ぶ』です。もしあなたが仮にそう思って言ったならば、あなたの周りにもそういう人がたくさん現れて、あなたに対し同じような「みもふたもない」ことを言われるかもしれませんよ(笑)
では、その演技が上手くいかなかった人はどこで演技の修正をさせるのか???
そこですよね。
それが、先ほどもお話した「周りの人の良い部分を見ましょう』というところに返ってくるのです。
その演技の上手くいかなかった方が仮に誰かの表現を見てその感想を見て褒めたとします。その褒めた内容が相手にとってとても喜ばしいことであれば、その褒めている内容は的を得ているということです。
この時に褒められた人は先ほど申し上げた通り「ありがとうございます」と感謝の気持ちが湧く。どうして湧くかというと「しっかりと見てくださっている」と感じたからです。
この感謝の気持ちを受けた時にその演技の上手くいかなかった方がどういう気持ちになるかというと「私もああいう風にしてみたい」となるものなのです。
これは、今まで人の良いところに目が行かなかったところに起因してて、
人の良い部分に目を向ければ、人は自然にそのやり方を自分にも採用する
のです。
これは、自分の悪いところを自分自身が気がつく行動になっています。
そして、そのように自発的に変化しようとした時、「こうしてみたらどうですか?」と声をかけると自分を変える行為とはとらず、選択させてくれている行為と取っていただけるので、素直に取り入れる確率が上がり、その結果、期待通りの演技の修正が成されることが出来てしまうのです。
これらをまとめると、
相手を褒めることによって、自分が二つやれたこと。
的を得たことが言え、私の見方は間違ってなかった。
私は相手を喜ばせることが出来た。
この二つの効果が
喜んでくれたことが嬉しかったから、より相手に関心を寄せることになる
もっと良いところを見つけようと思う気持ちと、あの人のやり方が良いなって感じるようになり、自分にも取り入れようという気持ちになる
このような効果が生まれるのです。
何とも不思議な話ですが
「良いところを見る習慣をつければ」このような相乗効果が発揮されるのです。
次に、自分を効率よく動かすには自分とのコミュニケーションの取り方が重要という話をします。
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