世の中は、外見で人を判断する人がたくさんいます。こう言いだすと少し嫌な感じがしますが、

私も外見で判断します(笑)

それは皆さんそうなのです。ですから諦めましょう(笑)

少しおかしな話を、

以前、京劇風のメイクでお芝居をしてた時の話。(※写真は20年ほど前なのでかなり画像が悪いですが)

これは学校の演劇鑑賞会などの公演で全国を回っていた小学生向けのお芝居で10年以上続けてました。当然このカッコで楽屋にいるのですが、たまに小学校の先生方がご挨拶に来られます。

そして、この顔を見るや否や・・・

「あっ!失礼しました!!」

といってすぐに退室されるのです。

そりゃ普段からこんな人はいないですけどね(笑)

かなりの本気度をお感じなられるので、今お声かけるべきじゃないなとなるようですね。

逆の立場なら、私もそうなります(笑)

上記は、かなりレアなケースではありますが、お金持ちの役でスーツをバシッと決め、高級時計やその他の装飾をつけると、同じ劇団員でも対応が変わる程、結構『見てくれ』は大切なのです。

ですので、もし仮に自分が良い風に注目されたければ、絶対に容姿は大事ですよ~。

容姿は重要。人は見かけで判断する。自分をしっかりデザインすることから始めよう

ということです。

しかしながら、ここまでは大勢の方々が、頭で分かっている部分でしょう。

ですので、ここから、

私たち俳優の技術の話をさせていただきます。

私たち俳優はどのようにして注目される人物に見せているのか?

では早速参りましょう。

注目される話の目次
1. 視覚で印象を持ってもらう
2. 自分を貫く

1. 視覚で印象を持ってもらう

人間は、物事を判断する際、理性的な部分より本能的な部分を優先する習性があるということを以前お話させていただきました。

例えば、

あなたが誰かに「良い話がある」と話を持ちかけられたとします。

この時、相手の話している内容はとても素晴らしく立派のなのですが、「どうも受け入れ難いところがあるな」ということはよくありますよね。

これはあなたが相手の動機を無意識に感じ取っていて話をしている内容に違和感を持ってしまうからです。

「それはどのような感覚から感じとっているのか?」というと・・・

主に視覚からです。

上記のように「受け入れ難い」と感じる理由は、話していることと動きが合っていない感じがしているのですね。

これは無意識に感じ取っている部分なので、何が原因でそう感じるのかは、意識化しないと分かりません。ですので殆どの人は

「しっくりこない」

「気持ち悪い」

という、曖昧な感覚で捉えています。

要するに「何かおかしいぞ」

って感じているのです。無意識に。

ですから「どうしておかしいと思うのか?」

というところを意識して考えてみればその原因が解明されるのです。

「どうしておかしく感じたのか?」を意識して、その原因を説明すると

相手の話が「おかしい」と感じるのは、相手の動機による視覚的な動作から感じとっています。

そして、この動機が

「聞き手の自分のために言ってくれてるんだ」というふうに感じたならば、話は受け入れやすく、

「話しを持ちかけているその人自身のため(相手の私欲のため)に言ってるだけじゃないか」というふうに感じれば、話は受け入れ難くなるのです。

話す人の動機を自分の感じ方
話している人自身(相手)のためだなと感じると受け入れがたい
聞く側の人(自分)のために言ってくれているなと感じれば受け入れられる

では、相手が無意識な動作で受け入れがたい印象を与えている動作をしている例

相手と自分との会話のやり取りの中で自分が感じること
自分が話し出した時に、相手がすかさず息を吸う⇒ 相手は自分の話を聞こうとしてないと感じる
自分が話している時に、相手が息を深く吐く⇒ 自分の話に興味がないんだと感じる
相手が話している時は笑顔で聞く時は真顔で息を吸うタイミングを伺っている⇒ 自分の話が終わるのを待たれている感じる
自分の話し終わりに浅く息を吸ってすぐに話し出す⇒ 自分の話を深く受け止めていないので軽く見ているのかなと感じる

少し、説明がややこしくなりましたが、上記には共通するものがあり、お分かりになられたと思うのですが、

相手が自分に対して無意識に受け入れがたい印象を与えている身体の動作は『息』なのです。

この『息』で人に多大な印象を与えているのです。

勿論、他の身体の部分が動いて印象を与えることも出来ますがこの『息』が実はとっても相手に無意識に伝わってしまう部分なので重要なのです。

では今度は無意識な動作で受け入れたくなるような動作の例をあげます

相手と自分との会話のやり取りの中で 自分が感じること
自分が話し出した時に相手が直ぐに息を止めて聞く体勢に入る⇒ 相手は自分の話よりもこちらの話を優先してくれているなと感じる
自分が話している途中、相手はこちらの呼吸に合わせて、理解した瞬間は大きく息を吸って、納得した時に息を吐くようにしてくれている⇒ 話を心地良く聞いてくれている印象を持つのと納得した時に息を吐くのを見ると理解してもらえたという安心も生まれる
話している時も、聞く時も笑顔⇒ 聞く時に笑顔が増えると待っているという印象がなくなり、窮屈ではなくなる。また、こちらの話に同調してもらえているという印象を持つ
相手の話が終わったら、合点がいったように息を吐く⇒ 相手の話で終わるかのようにすると、相手の満足度が上がり、聞く体勢に入りやすくなる

如何ですか?

このように事細かく分析すると、相手の息だけでこのように「良い印象」を持つことが出来るのです。

この息の使い方を熟知すればこれだけで十分相手に良い印象を持っていただくことが出来るのです。

それだけ「息」って本当に重要なのです。

苦しいから吸ったり吐いたりしているだけではないのですよ(笑)

柔道では、息を悟られまいとして呼吸を殺します。

マラソンでは、競り合っている相手の息で相手の「疲れ具合」が分かり駆け引きに使えると言います。

それだけ、人間は息で、本能的に感じとり、色々な情報を得ているのです。

他の身体の動きでも印象を変えることはまだまだ出来るのですが、話が長くなるので、またの機会に(笑)

視覚で良い印象を与えるポイントは『息』

そして、無意識な動作で良い印象を与えてくれる動作は、相手にとって、特別な存在にも感じていただけます。

話していても楽しいし、自分の意見を真正面から受け止めて理解しようとしてくれる特別な存在になるからです。

一人一人に特別な存在でいると、注目されやすくなります。

その人の周りに人が集まるからです。

このように、俳優は無意識の動作を意識的に表して良い印象を持っていただく技術を使っているのです。

息は演技練習をしなくてもある程度意識して取り組むことが出来ます。ですので先ほどの例を実践でお使いいただけたらと嬉しいです。その効果に驚かれることでしょう。

つぎのページでは、より人との差別化を図り、オンリーワンの人物になって注目を与える話をします。

LINEで送る
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。