2.人は見かけで判断する

自分基準で物事を考えるためには、自分が見たものをどう感じたかという感覚が大切になってきます。

そういった主観的な見方の軸があると、その比較として、必ずしもみんながそうではないということも知ることが出来ます。これは客観的に物事を捉えているということです。

要は自分の軸がしっかりしていないと客観的なモノの見方が出来ないということなのです。

「自分はこう思うけど、みんなはこう思っている」

ということです。

こういう事が明確に分かれば分かる程、相手のニーズに応えられる人間になれる要素があるのです。

「欲しいのを提供できる人」

そんな方は素晴らしいですよね。

この「欲しいものを提供できる人」が話し上手になるコツなのです。

このコツ、めっちゃ難しいじゃん!

そう思った方も中にはおられるかも知れませんね。

ですので、この「人は見かけで判断する」という話を読んでもらって『欲しいものを提供できる人って私にもなれるかも』と思えるようになっていただければと話を進めてまいります。

人は見かけで判断する

まず、私基準で考えていることを一つ言います。それは皆様にも当てはまりますでしょうか?

自分が初めての方に会う時、相手が丁寧に対応するようにしてもらいたいと思ったならば、私は、きっちり正装して身なりも整えて、言葉を丁寧にして対応することを心掛けます。

あなたは如何ですか?

私はこのように対応させてもらうと、殆どの確率で、自分の思う通りの丁寧なご対応をしてくださいます。

それは当たり前だと思われる方はそれはそれで素晴らしいですが、どうしてこれを敢えて言うかというと、これを実際にされている方は意外に少なかったりするのです。

例えば、お店ならば、また来てくださいと思いますよね。それでしたら普通は、笑顔でいらっしゃいと有難うがあるはずなのに、それがなかったりすること事は誰もが経験しておられると思います。

「あなたなんか来てもらわなくても良い」というような態度の方も中にはおられるかもしれませんね。

いつもはボサボサの頭でよくいくスーパー。たまに正装した時、やはりレジ対応は若干変わったります(笑)

これは別に人を見ているという嫌な意味ではありません。

私もそうです。

その人その人に合わせるものなのです。

私が頭ボサボサでいくのは店の人にとっては失礼なのです(笑)

気軽にいきたいから許して欲しいところですけども…(笑)

お客様は神様ではありません。調和の中に神が現われているのです。だから、どちらも調和を図ろうというものがなければ、やはり人間同士です。機嫌が悪くなったりすることは当たりまえのことだと思います。

自分が、どのような行いをしてどういうふうに会うかで相手の出方は変わります。

これはもう後出しジャンケンのレベルです(笑)

ですので、初めての方とお会いする時にどうすれば一番相手のニーズに合うかと言われれば「笑顔」が一番のニーズなのです。

自分が緊張しているからとかそういうのは要らない(笑)

お店の人に気持ち良く対応してもらいたいのであれば、笑顔か感謝を伝えれば、きっと相手もそのように対応します。

「しない人もいる」

そう思われる人もおられるかもしれません。

ただ、その人はその人で自分と闘っているんだなと思えば、腹も立ちません。

ありがとうといっても返事しなかったら、多少の罪悪感に苛まれるでしょうし。

そのような人は素直に喜べない何かを持ってて自分と闘っているのだと思います。そしてその自分と闘っている人は、自分が機嫌が悪くなるようなことが起きやすくさせている可哀そうな方でもあるのです。

これを引き寄せの法則という人もおられますが、私は引き寄せているのではなく、そういう態度で接すれば、それは、みんな同じように不愉快な思いをさせられているだろうからそういう不快な態度が現われる。その一つ一つの態度を見続けることになっている。そう思うとそれはそれでとっても嫌ですよね。自分が蒔いた種でそういう状況にしてるように思うのです。

ですから、私自身も出来るだけ気分の悪い時間を作らないようにするために嫌なことは出来るだけ早く切り替えて良い方向へ見られるようにしてます。そしてこれはお薦めです。

だからうっちゃておいてください。

みんながどうしたら喜ぶかなということを考え、それを実践すると大抵それは喜ばれます。

相手のニーズが分かって、それを提供する。それが重要ですという話でした。

ただ、これだけではまだ不十分なのです。

「私はこう思ってやっている。だからそれを察してくれ」

こういう親切の押し売りのようなことにもなりかねません。

こうならないためには自分の親切を上手く相手に伝わらなければいけません。

確かに善意の気持ちが伝わらなかった。だから後は相手の問題だとは申し上げました。

ただ、もしかしたら自分の『伝え方』に問題があるってことも十分あるのです。

世の中には、会話術としてノウハウをお教えいているコンテンツがたくさんありますが、よく見られるのは「こうすると上手くいく」というノウハウでこれが全てに適応されるかと言われれば、それは別問題です。なぜなら、こういう事もあるのです。

「この人が要ったら説得力はあるけどあの人が要ったら説得力がない」

要するにテクニカルなノウハウは、人、場所、状況で変わるので、なかなか実践に使えないこともあったりします。

ここで、一つ申し上げたいことは、

「自分の言葉で話すこと」

これがもっとも重要で、テクニックに頼ると逆に相手に見透かされることがありますよということです。

そのような「伝え方」技術を重視するのではなく、自分らしいアプローチで『伝わる』技術を身につけた方が自然で受け入れやすく、また調和も取れるのだということが申し上げたかったことなのです。

例えば、商品を売り込む際に、その商品を色々説明するのではなくて、実際にそのモノを見せてだけで充分だったりします。

もし説明を長々とすれば、

「この人私に売りたがっているな」

という売り手の動機が見えて、買う気がそがれることだってあるのです。

この商品を持てば、どんな生活になるのかを説明すると良いと言われる人もおられますが、私もそれに賛成で、相手に寄り添ったイメージを提案して良い部分悪い部分をしっかり伝えてあげる方が「自分のために言ってくれてるんだな」という気持ちが伝わり「買うならこの人から買おうかな」となりやすいのだと思います。

良い商品を自信をもって売るということは、商品は見れば分かるくらいの気持ちで、お客さんを信用して、そのお客さんに何をしてあげられるだろうと考えれば、これを手に入れた時のイメージを持って、それが自分の中で高いか安いかという価値につながるので、とっても親切なのです。もちろん問答無用で最安値を探している人もいるでしょうから、全部が全部言い当てはまるとは言いませんが、確率を上げるという意味ではこういう考えも参考頂ければと思います。

こういう買い手を事をしっかりと考えている商売は、いつか広まり「世間よし」になるのでしょう。

これが近江商人の「三方良し」ですね。

「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」で商売されるときっと幸せな商いになるのでしょうね

相手はこう思っている。でも自分はこうだという「我」を出来るだけなくすことが、相手に必要とされる人になれるのです。

最後に今までの話を実践出来たらどうなるのかを次のページでお話します。

LINEで送る
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です