行動しないと分からないことを知っている人になる

実際に直ぐに行動してみて答えを出す人はとにかく上手くいきやすい。

お芝居の演技でもそうですが、技術は自分の感覚を養うものですから、何回も反復して体に覚え込ますことをしなければいけません。

リアリティを求めるなら普段通りに動けば良いやっていう考えは浅はかです(笑)

実際に模倣して人間ってこういう風に動いているんだ

と演技の勉強をしていると新たな発見ばかりになるのです。

これは頭で考えているだけでは出来ないという典型的な例で、

この技術習得がとても難しいのです。

教える側は簡単にしますが、

いざ、真似てみて下さいと言っても、誰も出来ないのです。

技術というのはそういうもので、

一つの表現にもこれだけの意味があると分かるには、実際に身体を動かして行動してみないと分からないものです。

頭でこうだろうと思ってしまうのが人間の悪いところ。

動物のように見様見真似で覚えることは生きるためのスキルでもあるのです。

それを人間も見習わなければいけませんね。

ギャラリーではなくプレイヤーになれ

ということです。

頭でっかちの人間は人生損しますよ(笑)

自分が見て考えていることはまやかしが多い。

思っていることと実際に違ったと経験することは誰にでもあるはずです。

あまり新しい経験を積まない人は、このことになかなか理解できないかもしれませんね。

簡単に行動して、ダメだなと思ったらサッと引くでも構わないのです。

あまり考えないで行動した方が諦めも早いですしね(笑)

それよりも、

行動してみて『こんなに簡単なの!?』

という経験をした方が次の行動にも繋がりやすく、

簡単に簡単にしていくことが重要

なのです。

こうして行動を軽くできるようにマインドを変えていくと

やっていくうちに教えてくれることが沢山あって、その教えがとても大切なのです。

この教えは、本来「失敗」と言われるものが殆どで、

失敗を多くしないとたくさん教えていただけないのです(笑)

だから、

不器用な人の方がたくさん教われる

のです。

不器用は武器になっているのです(笑)

不器用な私が言うからこの点は、間違いありません(笑)

このように、自ら早く行動して早く失敗する。

次‼ 次‼ 次‼

ってやっていけば、結構ゲーム感覚になって面白くなるのです。

そういう風に、早く行動を起こし、テンポをつけて、この一連の流れを作る練習をすることがとっても大切なのです。

PDCAサイクルという、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)を大切にと言われる人もおられますが、

あれこれ考えてやっていると行動が鈍って出来なくなることもあります。

最初はやみくもにしても良いのです(笑)

この癖がついたらPDCAサイクルをしても構いません。

というか、

自然にそうなります(笑)

効率悪いよな~ってなりますから(笑)

だから、私はPDCAサイクルを大切にするよりも、

とにかく早く行動してゲーム感覚のようにする

こうすると上手くいきますよ(笑)

教える人はですね…

あれこれもっともらしいこと言うんです(笑)

でもね、

結果なんて後付けで色々言えるのですよ(笑)

もっともらしいこと言いたいんです(笑)

でも、私は、答えは自分の中にあるという人間が増えて欲しい。

だから、

行動すれば分かるから

とだけ言いたいんです(笑)

その行動を鈍らすようなことを言うような人は要注意人物だと思ってます。

それをネタに商売してませんかって?

勘ぐります(笑)

私の劇団は強い組織にしたいので、個人個人の能力を最大限に出せるような取り組みをしています。

どういう取り組みかというと、

チャレンジを楽しいと思えるようにする取り組み

簡単にすぐに出来るものと簡単には出来ないものを自分で用意できるようにするのです。

行動は簡単。でも道のりはあるよと分かっていれば、楽しくその道のりを歩むことが自分で出来るのです。

だから、その行動を起こす当事者は、

苦労という感覚がなくなるのです。

嘘みたいな話ですけど、

みんな楽しいと言ってくれます(笑)

しつこい稽古と言われたことは何度もありますが、

こだわりというご愛敬で(笑)

こういう風に自分で学ぶ姿勢を進化させていただけると教える側も楽(笑)

なのです。

普段は突っ込みどころ満載の私ですが(笑)

こうしてかろうじて支持を得ております。

自分は完璧でなくても周りが支え合っていけば丸になる

自分が完璧になろうとするから調和が崩れる。

そういう調和をしっかり図ることが、自分の力以上のことを起こさせるコツ。

これも、

こうすれば良いですよという内容(笑)

もうお分かりになりましたよね。

こうすれば良いですよということをすぐに動ける人は上手くいく確率は上がります。

あれこれ考えて行動を鈍らせている人は上手くいく確立を下げています。

つまり、上手くいくかどうかは確率なのです。

上手くいく確率を上げるには、上手くいくということを出来るだけ多くすることが確率を上げることになります。

そして、そういう行動の習慣をつけてくると、段々と上手くいく感覚が芽生えてきます。

昔は、10回して一回当たったらラッキーだったのが、段々と回数が減って当てられるようになるものです。

これが経験値です。

私は、500回ほど舞台に上がらせてもらってます。

年間5本くらいの経験では上がれない経験です。

この経験値は年間数本しか打ったことのない人には分からないものです。

そしてこの経験値の価値はお分かりいただけないことかもしれませんが、私からすれば、成功させる確率を上げる最高アイテムだと思っています。

どっちに行けばいいか迷った時は、

是非、私のところへお尋ねください(笑)

あ、芝居のことだけですよ(笑)

ですから、一番は自分で経験する。そのためには何でもやってみることが大切なのです。

行動を簡単に取れない人は

「上手くいきますよ」という隠れた落とし穴にはまりますよ。

自分次第です。近道はない。けど簡単なのです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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