私の夢物語を語らせて下さい。
私は、今の世の中に感謝しております。こうして自分の好きなことが出来て、仲間と共に演劇活動が出来る幸せは当に至福です。芝居を作ることに力を注げる環境は本当に有難く、毎日が感謝感謝の日々でございます。
勿論お芝居作りは、創作活動ですので、喜怒哀楽様々な感情の元から生まれてくるものでもありますので、時には苦しいことも当然あります。ですから、その姿を見ると辛そうだなと周りから見られることもあるかもしれません。ただ、そうであっても、家に帰るとご飯は当然美味しいし、仲間とご飯を食べに行っても、「本当に美味しいね!!」と毎回感動している自分がいるのです。
辛い感情は、喜びもひとしお
そういうことも言えますか。寧ろ辛い経験があるからこそ、自分の行っているか活動が何にも代えられない「かけがえのないもの」になっているのは確かなのです。またこの辛いことも……本当に辛いことなのか……?と自問自答してみれば、決してそうではないのかもしれません。本当に辛ければそこに飛び込もうとはしないし、前に進むこともはばかるところでしょう。辛いと言いながらも、その先が見て見たいという欲に駆られているのは事実です。ですから、気がつけば、一瞬にして一日が終わることばかりなのです。あまりに早く終わってしまうので…
今日って実りあるものが出来たのだろうか???
そういうふうに感じる時もあります。「もっとできたのではないか?」「違うアプローチで行けばもっと上手くいったのではないか?」そういうふうに考えることも当然あります。しかし、それは全てかこの話。結局それは自分の欲でそう思っているだけすよね。「欲というのはきりがないから、一日出来ることは限られている。今日はよくやったと自分を褒めてやろう!」と充実感に代わるのです。
そういう日々をいつも送らせていただいてます。
弱音も吐きます。愚痴も言います。悪口も言います。わがままも言います。それでも今のところ愛想もつかされず、周りの方々にお付き合いいただいてます(笑)
これってよくよく考えると「奇跡」ですよ
たまたま今は受け入れられているだけであって、自分の悪態で離れる人は多いと思うのです。それでも私のそばにいてくれる。
私がいつも周りに感謝しているのは当たり前ですね
ありのままを受け入れてくれる時、人は幸せを感じるのでしょうね。私は家に帰ると幸せだなと感じることが多いです。勿論むしゃくしゃする時もありますよ。でも、圧倒的に気分が良いのです。
ただ、私の周りを見ていると……私のような人間は、レアなのだそうです。ありのままではいけない。だから自分は頑張る。そういう頑張り屋さんが多いのですね。中には、さらにエスカレートして、自分を許せないでいる人もおられます。俗にいう自分に厳しすぎる方ですね。
私はそういう人と出会っても、指摘はしませんが、無理しなくてもいいのにな…とはいつも思っています。ただ、私は見てくれ上、少し怖いイメージを持たれることが多いので、黙っていると不機嫌に見られることがたまにあります。そして演出で、俳優さんとやり取りをする時に、高圧的に見られることが本当に多いのですので「もっと自信を持ってください」と常に申し上げているのですが、それだけではどうもうまくいかないようなのですね。
では次のページでどうして「もっと自信をもって下さい」と言っても上手くいかないのかというお話しをさせていただきます。