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お芝居は自分自身の演技表現もとても重要なのですが、
相手を生かす
演技が出来ると尚良いですよね。
今回はこの話を致します。
と言っても、今回は動画だけでお分かりいただけると思うので、
こちらをご覧ください。
どういうシーンか簡単に説明すると、アパートの階上に住む世話焼きの画家の老人が、階下に住んでいる病床の妹の世話をしている女性の処方箋を取り、用事のついでに取りに行ってあげるというワンシーンの動作説明です。
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これはどこの位置からお芝居をすれば相手の芝居が引き立つのかという練習ですね。
舞台では相手役の人の顔を見せたい場合、このようにわざと相手の前を通るということもします。
ここを、相手の前を通っては失礼だからと考え、敢えて相手の後ろに回って通る人もいるのですが、前を通って上げた方が断然演技が見せやすいということもあるのです。
こういった相手の見せ場を作る
「ホスピタリティのある演技」
をすると、共演者との連携が深まり、より一層、高度な連携が出来て「相乗効果」が働くようになります。
お芝居にはこういった自分の演技から相手の感情を誘発させることもできるのですね。
自分がどこの位置にいれば面白いか?
そして、そこの位置にどうして行くかを考える演技プランを作るのです。
相手の心を動かすんだ‼
そういう想いで、躍動感のある演技をしてみれば如何でしょうか。
そういう風に出来たならば、
きっと、あなたは稽古でもキラキラ輝いているでしょう。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。

劇団Blue Earth Theater Company代表
さいとうつかさ
劇団道化座に14年間所属し日本全国、海外で公演。現在は役者の勉強会「いわゆるえんげきの会」と当劇団の代表を務めております。ステージ出演回数は400回以上と実践で培った演出と演技指導が強み。劇団以外でも、演技指導、演劇ワークショップを行なう。スタニスラフスキーシステムを独自にアレンジした実践型メゾッド『ゆるえんメソッド』は今までにはない演技練習法として支持を得ております。特長は「ダメ出しではなく褒め出し」「自分を変えないで本来の自分をみつける」という考えで、演技向上だけではなく「自信を深める」演技レッスンを行なっております。
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