
思っている動機は無意識に伝わる。演劇人であれば、ここは押さえておきたいところ。
ですから演じる時に、
このように表現する
と思った時点で、その心の動機が観ている人に伝わる。
だからまず、動機は筒抜け状態だと思うべし😤
演じようと思えば思うほど芝居くさくなる……ではどうするか❓🤔
結論‼
演じようとする役者の動機ではなく自分が演じる役の人物の動機で舞台に立つこと😉
この理屈が分かると、普段からの演技練習がとても重要だということに気がつくはず😃
稽古だけではなかなか演技は身につけられない。演技というのは、表現する技術だと勘違いしている人は少なくない😰だから、稽古だけで練習した気になる人は要注意。
演技というのは人の心を動かす技術🗿
他人も人。自分も人。
つまり、自分の心を動かさなきゃ、観ている人に伝わらない。
自分の心が動けば観ている人に必ずその心は伝わる。
何故か❓
自分の心が自然に動けば、自ずとその心から自然な表現が生まれるから←これ、演技は自分の中に答えがあるということ😉
ですが、自分の心を動かすことはそんなに簡単なことではない。だから演技術を使って自分の心を動かす。
心を動かすメカニズム。それが身体動作から感情を誘発させる演技法。
この演技法の習得は反復練習で獲得できる。稽古で演技習得できない理由はここにある。
稽古は練習している気にはなるが練習ではない。稽古は練習をした成果を披露する場所。真の演技を獲得するには演技練習が必要なのです😌でなければ、世の中は芝居くさい演者で溢れかえる……。
感情を出している演者は芝居くさい。だから感情を湧き起こさせる演技者を目指したいのです🍀

さいとうつかさ
劇団ブルア 代表
劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。
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