30年ほど演劇をしていますと、少しは演劇の本質的なモノが見てきたのかなと思います。かなり時間がかかってるかもしれませんが(笑) というよりも、まだ道半ばでありますので、演劇の本質が合っているかどうかはまだまだ分かりませんが、今まで教わったものを実践してきた中で、

と思うことは沢山出てきました。私が先人から教わったこと、そのように感じることが増えていきました。この経験をすると、現在は私も後進の方々に演技を教えしている立場であるわけですので、

いい加減なことは教えられない

と思うわけです(笑) いやこの言い方は少し語弊がありますね。

そうではなくて、先輩方は自分の信ずるところをお教えしていた訳でいい加減なことを私たちにお教えしていたのではないということです。ということが段々と分かってきたのです。

この世の中は経験してみないと分からないことが本当に多くて、経験なくして本質は語れないのですね。

例えば、年間2,3回の舞台出演経験の方と何十回の舞台出演経験の方とでは演劇の捉え方は当然ですが変わります。どちらが本質を見極められるかは、皆様のお感じになられている通りです。

しかし、知識が勝るとどうもここが逆転するようで、経験が無いのにも関わらず、あたかも経験したかのような錯覚をされる方は実際に多く見受けられます。

すみません。こういうと何だか嫌な言い方ですね(苦笑)でも決して誰かを下げているとかそのような意図で申し上げている訳ではありません。

何を申し上がたいのか?

それは、経験がないにもかかわらず知識からあたかも経験したかのような「教え」には本質的なモノを捉えていないものが意外に多いということを申し上げたかったのです。

つまり、本質をついたものではない教えが世に蔓延っているように私自身は思っているのです。私はこの本質からのズレが、今の演劇の問題ではなかろうかと・・・・・・

密かに思っております(笑)

この本質のずれが、あまり社会に受け入れられていない演劇の実態を生んでいるようにも思えて・・・・・・

そこで今回は社会のニーズに応えられるような本質を見極められる人をテーマにお話しさせていただきます。

では次のページからお話しさせていただきます。

LINEで送る
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です