自分を変えようと思わないほうが得策

皆さまは、恒常性という言葉をご存じでしょうか。お分かりになる方もおられましょうが、簡単に説明すると、

生物は変化を嫌い、急激な外的な力で変化させられると元に戻そうとする力が働く性質がある

このようなことを恒常性と言います。ダイエットでも急激な変化になるとリバウンドがきますよね。これも恒常性の働きと言っていいでしょう。この恒常性はあらゆる場所で機能して、自分の脳でも出来るだけ変化をさせないように色々な仕掛けをするようなのです。

この頃、よく言われる「5秒ルール」もそうではないでしょうか。

5秒以内に即行動をしなければ、行動が鈍りますよというような内容の話ですが、人間はやろうと思ったらすぐに行動しなければ、いつの間にかやらない理由を考えて、行動を起こさせないようにする。これは脳の巧みな恒常性によるものと思われます。居心地の良い環境にずっといたいと考えたりするのも、そこにいると安心で楽なので、この環境を手放したくないと考え、守るようなことをすることも恒常性によるものです。これは人間誰しもあることで、自然なことです。

ですから、自分を変えようと考えることは違う人になろうとすることに繋がるので、それを恒常性が許すはずもないのです(笑)

恒常性は本能ですので自制がとっても難しく、たいてい闘っても負けてしまいます(笑)

人間の意志はあまり頼りにしてはいけません。それは脳の機能があまり分かっていない行動だと言えるのではないでしょうか。

それに、違う人になろうとするのは不自然なことです。どうしてあなたがこの世に生を受けたかを考えれば、絶対にあなたはあなたでなければいけないのです。

違う人になろうとすると恒常性が働く

ですので、恒常性を敵に回さないようにすることがまず大前提なのです。

では、どうしたら自分が素敵な人になれるのか具体的な方法の次のページで私なりにご説明します。

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