演技を学ばれる時に、このことを教わった方はあまりおられないのではないかと思われます。

それは、

『伝える演技』と『伝わる演技』がある

ということを・・・

どうしてそのように思うかというかということですが、それは、多くの俳優が『伝える演技』になっているからです。

しかし本来の俳優の仕事は『伝わる演技』でなければいけません。『伝える演技』ではあまり良くないのです。ですから、伝わる演技をマスターしないといけないのですが、そういう演技があるということをおそらく分かっておられないから伝えるに留まる演技になっているのだと思います。そしてこれは何も俳優だけの問題ではないように思えます。演技をお教えしておられる方も、このことを理解されていない方が多いのかもしれません。

とても厳しいことを申し上げて誠に恐縮ですが、これから演劇を始められる方に知識として分かっていただきたいという気持ちで今回のことを申し上げてさせていただきます。

気分を害される方もおられるかもしれませんが、決して、誰かを批判するというようなことではなく、こういう風な考え方もあるということで受け取っていただけると幸いです。では、これから俳優を目指される方へこれだけは知っておきたい演技の話を次のページから具体的にお話しいたします。

LINEで送る
Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加
LinkedIn にシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です