まず私事で大変恐縮ですが、
2022年6月25日(土)/26日(日)に行いました劇団ブルア第4回公演『おやすみ、枇杷の木』
たくさんのご来場、誠に有難うございました‼
予想を遥かに上回る人数でとても感動しております‼
この調子でどんどん成長して、いつか大きな舞台で出来ればと考えております。
今回もアンケートを書いて下さった方が9割近くもおられて、この応援がさらなる私たちの力となっており、とても感謝しております。
この度の作品は、日常生活から繰り広げられる三人姉妹の家族のお話で、それぞれの女性の葛藤やその自立を描いた作品でした。
「結末はどうなるのか?」
そういった部分は敢えて示してはおらず、お客様のお感じになられた通りの結末になっていると私自身はそのように考えております。
今回の公演パンフレットでのご挨拶の中で、
コロナ禍はまだ続いておりますが、世の中が少しずつ変わりつつあるように思えます。少しずつ色んな業種が動き出している。とはいえ、世界は次々と新しい問題を抱え、これから先はどこに向かおうとしているのか不透明であります。様々な情報が交錯する中、何を信じて行動すれば良いのかは、とても重要になると思えるのです。
その中で、人の感覚というのはもしかしたら今一番必要なものなのではないかと感じております。例えば、話を聞いても「何か、おかしいな」「なんか変だな」と感じる感覚があれば、相手の動機が見えてきたりする。この言葉の裏にある動機を感じることが今の社会に生きる人間として、とても必要なことなのだと思うのです。 演劇はこのような感覚を研ぎ澄ますことが出来るコンテンツのように思います。この研ぎ澄まされた自分の感覚を大切にして、それを信じて行動することが今の私たちには必要なのではないかと思います。こうして演劇がより社会に寄り添えるものになればと切に願うのであります。
劇団ブルア第4回公演「おやすみ、枇杷の木」公演パンフレットのご挨拶の一文
と記させていただきましたが、お芝居をありのままご覧になっていただき、自分がどう感じたかという感覚を何よりも大切にしていただきたいという願いを込めました。
そこで今回は感覚が生きていく上で何故重要なのかというお話をさせて頂きます。