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稽古がマンネリ化してつまらない。

そんなことはあってはならないのですが、でも、実際にそういう時もあるのが現状ではないでしょうか。

以前、とある団体の客演した時の稽古で、私は事情により事前了承を得て、平日はいつも夜遅くに遅れて参加していたことがありました。

私が来てからの稽古は1時間ほど。

それまでは私抜きの稽古をみんなでされておられました。

ある日の稽古終わり、若手の客演の方と一緒に帰っていると、

と言われたことがありました。

何が違うの?と訪ねると、

と。

私は自分がいない時の稽古は当然拝見できませんので、その雰囲気たるものは分かりませんが、客演の俳優さんにも言わせるほどの怖さ・・・(笑)ということは余程なのだろうなと思ったんです。

それからいつかの稽古終わりにお酒の席で、今度は演出の先生にお聞きしてみました。

すると、演出の先生は急に顔色が険しくなり「いや、これ言おう言おうと思っとったんです」と。

私はここで私自身にご指摘されるのかなと構えましたが、そうではなく、

と吐露されたのです。

私はこの言葉を聞いて直ぐにピンときました。

演出の苦労あるあるかもしれませんが、こういう稽古は私もよく経験してきました。

勿論、プロの現場では少なかったのですが、色々な現場へ行きますとやはりありました。

この解決法は様々あるかとは思いますが、

この二つが問題だと感じました。

人間は自分がやらされてると感じたら、その時点で面白くなるのではないでしょうか。

だから、自発性をもっておやりになるのが、面白さの秘訣なのですが、自分のパフォーマンスを後でダメ出しされると、修正しなければいけないと感じるようになり、演出から言われたオーダーにどうお応えするかにフォーカスするのです。

そうすると、周りの情報が一気に遮断されて、スコトーマができて、そのオーダーに特化した演技を持ってくるものだから、余計におかしくなったりするものなんですね。

そこで、演出がまた、そのおかしなことをダメ出しすると演者は「この前、演出がそのように言われたからやってみたんですけど」とこちらも不服になるのです。

演出は演出で、「この前は、こういう状況だったから、そう動けと言いましたが、今はそうではないでしょ?ちゃんと相手の芝居を受けてやってください」とお決まりのダメ出しが返ってくるのです。

そうなんです。稽古で動きを決めると、もうその動きをしなければいけないという風に演者は考えてしまうので、いくらおかしな状況になっていても、自分は言われたとおりに遂行する!・・・みたいになるんですよね。

これでは面白いわけがないんです。

自分でも本当はおかしいと気がついているし、演出ももっと考えて動いて欲しいとなるもんです。

稽古場の雰囲気も悪くなりますよね。

やらされてる観満載ですからね。

演出も可哀想ですよね(笑)

別にやさせてるわけでも何でもないのに、上手いこと動いてくれないから、思う演出通りにならないのですからね。

皆さまはこういう現場をご経験なさったことはありませんか。

もしもお有りでしたら、今回は私なりの改善法をご紹介していこうと思いますので参考にしていただければ幸いです。

演技入門と題打ってますので、できるだけ段階的にお話いたしますが、実践は心構えから話をしないとノウハウだけでは修得できませんので、ご了承願います。

では次のページで。