会話は意思伝達だけではなく、意思疎通も図るものとしましたが、これ更に付け加えたいのがこの『育てる』という概念です。
会話はお互いが相手を傷つけないように、大事に大事にしていけば、思いもよらない不思議なことがたくさん起こせるようになります。
育てられた会話をしていくと、色々なことに気がつかされるのです。その一つが『感謝』です。
「私と会話してくれてありがとう。あなたのお陰で、どれだけ勇気をもれえたことか。感謝します」
こういう感謝の念を抱いている時、私の気持ちはどうなっていると思いますか?
生きてて良かったなと思える。幸せを感じているのです。
上手く話すことよりも、相手を思って会話をすことがどれだけ素晴らしいことでしょう。
自分ばかりに目をけると幸せな方向にはいきません。自分にしか意識がいかないのは『一人で生きていこうと行動しているようなものです』
自分の幸せは、世の中の調和のとれた中にあります。
世の中のたくさんの恩恵を感じ取れている人が幸せに過ごせる人です。
そういう方に人は集まります。
そして、類は友を呼ぶ。
会話を育てる人ばかりになるので、会話が楽しい。いつまでも会話がしたくなる。
そしてその会話からさらにたくさんの感謝が生まれる。
その多くの感謝が幸せを実感させるのです。
有難うございました。
※次回は気持ちが塞ぎこみがちな方必見!!身体から感情を誘発する驚きの演劇レッスンの話をします。
さいとうつかさ
劇団ブルア 代表
劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。