1. 自分の考え方を見直す

自分の考え方を見直すことは別に大したことではありません。

自分の心に余裕を作っておくこと

これだけで十分です。負の感情が出るのは、自分が精一杯の時に出やすいもので、一生懸命に物事を成そうとする時は結構この負の感情が出やすくなったりしていますよね。例えば何かに一生懸命行動をしている時に、それを邪魔するものが出てくると、なんでも腹が立つ(笑) だからと言って、その邪魔をすることに対して腹を立てていれば、一生懸命行動していることに水を差すことになりますよね。中には、気分を害したということで一生懸命してたことを途中で投げ出す人もおられます。物事を続けられないということも、これが原因ということも結構あるのですね。

ですので、自分をまず知ることからが大切になるのです。自分のやれること以上に自分に課していれば、気分を損ねる可能性は上がります。無理なオーダーを自分で課しているのがそもそもの問題なのですが、「これがなかったらちゃんと最後までできたはずだ」とか「あそこで邪魔が入らなければ上手くいってたんだ」など外的要素が原因で出来なかった、上手くいかなかったと問題がすり替わってしまって、こういう考え方が習慣化してしまっているから、毎回機嫌が悪くなっている。いわば、

負の感情を作り出すシステムの構築

が成されている訳です。この負の感情が出てきている真の原因は、

自分のやれること以上のものを求めていたから

だけです。ですので、この原因を直せば、今後、このような負の感情に苛まれることはなくなるというわけです。自分のやれることをしっかりと頭に入れて、不測の事態も想定すれば、かなり余裕のある考え方になるはずです。この不測の事態を想定するだけで、気持ちの持ちようは全く変わってきます。仮に上手くいかなくても、まぁ、途中トラブルがあったのでそれは想定通りで仕方がないとなるはずです。このように自分の心に余裕を持たせることをしっかりと出来ているかが、感情をコントロールするポイントなのです。

でも、常にそういう余裕がある中で、タスクをこなすと成長しないのではないか。自分の出来る限界を超えるにはある程度、切羽詰まった状況で行わないと成長しないのではないか……そう考えられる人もおられるでしょう。

しかし、そうだからと言って、自分の負の感情を肯定させるのは良くありません。不機嫌な顔をしたら、周りが迷惑です(笑) 不機嫌なのは飽くまでも、自分の問題であって、その問題を周りの人に共有させてはいけません。「何にも言ってないから迷惑はかけてない」そんな理屈は通用しません。そういう風に人と接すると、人は段々と離れていきます。己一人で生きていけると考えている時点で、見通しが甘いのです。

私たちは色んな恩恵を受けて生きています。外に目を向ければ感謝することの方が多いはずなのに、それに目を向けず自分のことに意識が向き、己の感情に固執するのは、あまりに視野の狭い行動だからです。それに、孤立した行動は、周りとの調和が保てないので、まずます自分の思い通りにはならなくなるものです。自分の思い通りにならないから負の感情に苛まれているはずなのに、その行動を取らずに周りに原因があると思っていればいつまでも状況が良くなることはありません。

負の感情をいだきたくなければ、周りとの調和を図り、自分と同調する人が周りに出来れば、自分の思い通りにいかないことは少なくなるものですし、同調しようという心が、感謝を生み、負の感情よりも陽の感情が溢れ出てくるものですので、そういう意味でも自分に意識が出来るだけいかないように周りに意識が行けば上手くいくようになっているのですね。

調和を図ることに意識すれば、負の感情に苛まれないようになってくる

このような考えで感情をコントロールしてみては如何でしょうか。

さて次のページでは、正の感情を作り出す方法をご説明させていただきます。

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