よく、会話が続かないというお悩みを聞きます。

この解決方法は、とっても簡単に言えますが、これがなかなか難しい。今回はこれが原因という私なりの答えを申し上げます。

会話が続かない原因は・・・

自分にしか関心がないから

これにつきます。

相手と話しているときに、相手に意識がいっておらず、常に自分がどう思われているかというところに意識するのが大きな原因だと思ってます。

ですので、会話が続くようにしたいのであれば、相手に関心を寄せることが何より大切なのです。

「こういえばどう思われるだろう」とか

「今言ったこと変に思われてないかな」とか

「この間、とっても嫌だな」とか

そんなこと考えなくても良いです。

むしろ、そう思っていると相手も居心地の悪い空間になるので、仮に相手と黙ってても、全然何の問題もないわけで、話さなきゃという気持ちがある時点で、居心地の悪い雰囲気を醸し出すことになるのです。

普段の会話の内容はそんなに重要なことが多いわけではなく、あの時こういったからとかああいったからといっても「そうだっけ?」で終わらせるくらいのものが殆どです。

それに、普段の会話は結構みんな実はいい加減なことばっかり言ってます(笑)

例えば「体にはこれが良い」とか言ってるのも、誰かから聞いた話なだけであって、自分で立証したわけではないですよね。

もちろん、いい加減なことばかり言うこともよくはありませんが、 人間誰にでも間違いはあるということで「この人間違ったこと言ってるな」と思っても「そうなんだ」聞き入れてもそんなに支障をきたすことはないのです。

それでも「いや、私は思ったことが言えないのは嫌だから、間違ってることは間違ってると言いたい」という方もいらっしゃるでしょうが、そのような方は、人との付き合い方を重要視していない場合が多く、これもここで言うように「自分にしか意識がいってない人」だと言えます。

世の中、自分一人では生きていけません。

全てにおいて、何らかの恩恵があると思ってます。

ですから全てにおいて繋がっていると考えている人は、その恩恵に気が付いて感謝の心で日々生活できていると思います。

人との出会いもそうです。

「私と会ってくれてありがとう」という気持ちが芽生えている人は、その人に対して大切にしようという心が芽生えます。自分よりも相手を優先して考えることができれば、それは相手にそして自分の幸せに繋がります。

このことを知っていれば、「正すこと」が正しい選択だとは決して言えないように思います。

正すことによって、もしかすると相手を傷つけることもあるかもしれません。恥をかかせてしまうこともありうるのです。

一番理想なのは、自分が自分の言った間違いに気が付いていただけることではないでしょうか。そうすれば誰も傷つかずに済みますよね。

そして、こういう風に自分で間違いに気が付かせるような会話をする方もおられます。

その方々は、どういう会話をしているかというと、

全てを受け入れる

ことをされています。

すぐに正すことはしません。

「ああ間違ってるな」と思っていても、まず最後まで聞きます。

そして、相手が結論を言ったときに

その結論を「繰り返し相手に伝えてあげている」

そうすると、相手は自分の言ったことを再確認することができて、自分の言ったことに注意することができるようになる確率が上がるのです。

これは、別の日に訂正をされる人もいます。それだけ気になっている人もいるのです。

ですので、聞くことで相手を気遣うのであればこのような「気づかせる」技術を身に着けると良いということをマスターされるといいでしょう。

これは特に、子供には有効です。子どもも指摘されるより自分で気が付いて直す方が絶対に良いので、この言ったことをそのまま言い返すこの方法は特におすすめです。

それと自分の話をしっかり聞いてくれる人は、とっても重宝がられます。

こういう人といると会話に困ることがありません。

なぜなら、自分のことを延々と言っていられるからです(笑)

自分の話を聞いてもらって、すっきりして、こういうのです。

あなたと話できてよかったです(笑)

会話の真の目的は、これでお分かりになられたかと思います。

自分のことが分かってもらえて、相手に受け入れてもらえたらそれでいいのです。

コミュニケーションは自分を受け入れてもらうためにあるのです。

お互いにです。

会話が続かないのは、お互いが相手を受け入れるという具体的なアクションがないから、お互いが踏み込めなくなっているのかもしれませんね。

会話を弾ませたいのであれば、相手を受け入れるために色々と相手のことに関心を寄せることが何より重要なのです。

相手に関心を寄せることができないから、会話が弾まないのです。

会話がつまらないであったり、面倒と感じているのは、相手に関心を寄せられていないからであって、もし関心を寄せられたならば、こういう気持ちにはならないのです。

相手に関心を寄せる方法はただ一つ。それは感謝です。

だから、日ごろからたくさんの感謝を見つけれれている人は、おおくの人に関心を寄せることができるのです。

もしあなたが多くの人に関心を寄せ、接することができれば、多くの人があなたと話したがる人になります。

あなたと話すのが楽しいからです。

会話が続かないのは自分が何とかしなきゃと思っているかもしれませんが、実は会話は相手が何とかしてくれるものでもあります。

相手が話したいという衝動に駆られていたら、会話は続くものです。逆に止められないものです。そういう会話を多くの人とできれば、会話の素晴らしさに気が付き、どうしてもっとこれを早くに気が付かなったのだろうかと思うほどのものになろうかと思います。

日々の感謝から始めてみませんか?

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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