1.良い部分に目を向ける修行

私たちは大人になるまでに色んな固定観念を植え付けられています。

「普通は、~」「常識的に考えて、~」「人として、~」

この後に続く言葉は大抵その人その人が育ってきた環境から得られた固定観念の言葉が続きます。

この固定観念、実は自分がコントロールされているものだということをご存知でしょうか?

固定観念があるから、自分は動けないでいる

こういうことに気がつかれている方は多いと思います。

でも、その動けないでいる自分がどれだけ自分にとって実害を受けているかが分かっていない人は多いように思います。

要は、この固定観念のお陰で行動する機会を失っていることが本当に多いのです。

やってみなければ分からない

こう思って、何事もチャレンジする人は、

真に、自分の観念が自分の行動を制御しているということを知っている人です。

だから、あれこれ考える前から行動に移す人が多いのだと思います。

考えてしまうから動けなくなる

人間の恒常性です。

恒常性は異常なことが起きようとすると元に戻そうとする人間の本能。

この本能は、自分の変化を嫌います。

変化しようとすると、間違いなく全力で阻止してくるのが恒常性です。

これは生きていくためには必要なものです。怪我が治るのも恒常性のお陰ですし、熱を出して体を動けなくさせるのも安静にさせるために恒常性が働いている訳です。

つまり、自分の中で異常なことが起こると、それを阻止するために働くのが恒常性。

自分との闘いと言われるのも、もしかしたらこの恒常性のことなのかもしれませんね。

まぁ、ややこしい話なので簡単に説明すると、

恒常性は、変化をさせないために色々な策を立てます。

つまり、

あの手この手を使って変化させない自分が自分の中にいるということをまず知ること

なのです。

例えば、

「自分を変えたい」という人がいます。

こういう人は変わるのが難しいのだと思います。

自分の中で、自分は変えようとしているなと分かれば、変えないような行動を取るように無意識的な働きを起こしてしまうからです。

だから自分を変えようと思うのではなく

いつの間にか変わっていた

という風にすれば良いのです。

恒常性に、「変化しているんじゃないよ。進化してあなたが安易に発動しなくなるようにしただけだよ」

というような対策で自分と向き合えば良い訳です(笑)

ですから、この時に、自分を変化させようと促す言葉は禁句で、

自分を蔑んだり否定する言葉

のようなものは使ってはいけません。

へりくだる日本人には一番難しいことなのかもしれない(笑)

謙遜も大切ですが、ここは

私も凄いけどあなたも凄いよねという考え方にしてほしい

のです。

ではどうして自分を蔑んだり、否定したりするような言葉を使ってはいけないかというと

自分を否定した方が新しい行動を取らないようにするのを恒常性は知っているのではないかと思うからなのです。

こうすれば、自分は動かなくて済むだろう。変化しようとしなくなるだろうと(笑)

「どうせ私なんかにはできないだろうから…」という風になれば、最初から行動しようとはならないですよね。

つまり、

恒常性の方が自分の動かし方をよ~く知っているのですね(笑)

だから、もしかしたら、

自分を強い意志とか根性とかで動かしている人は自分の動かし方が全然分かっていない……

のかもしれません(笑)

恒常性が上手く自分を動かすために絵を描いて、自分を嵌めている。

そう考えると、恐ろしいですね(笑)

固定観念は、恒常性の行動させない一つの「ツール」なのかもしれないのですよ。

だから、先ほど申し上げた

「自分を変化させずに進化させる方法で恒常性を働かせないようにする」

名付けて、

「おやすみ恒常性作戦」

で取り組むことを進める訳です。

この作戦の一つに

良いことをに目を向けるという作戦があります。

結論から言いますと、良いところに目を向けると

全てにおいて良いふうに物事をみることが出来る

ということでこれがのちのち凄い力を発揮するのです。

これは、自分が今まで欠点だったと思えることが、

一つの個性に見えて、

それを伸ばそうとして魅力に変えることが出来るという

一発逆転みたいな現象を起こすことが出来たりするのです。

自分の欠点をあげてみて下さい。

おそらく、みんな…

直したい

と思うのではないでしょうか。

でも直さず、それを個性として捉え、それを生かすことが出来るという考え方になるのです。

こうすれば、自分を変えるという行動ではなくて、自分を受け入れているわけですので、恒常性は変化とは捉えない。

つまり自分を受け入れる行動には恒常性は働かないのです。

良い部分を見ようとするということは

これだから良い悪いと今まで判断してきたけども、

そうではなく、

全ては『モノの見方で良いふうに見える』ということに段々と気がついてくる

ようになるのです。

この良い部分に目を向ける習慣をつけると、今まで悪いことだと思っていたけど、見ようによっては良いことだと考える機会が増えてくるのです。

不思議なことですが、これは本当にそうなってきます。

このようにして、自分をスムーズに行動を起こすことこそが真の自分の成長につながるのです。

次に行動すれば自信につながるという話をさせて頂きます。

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