言霊で良い暗示に変える

まず、能動的というはどういうことかというと、

自ら考えて物事に取り組むこと

ですので、受動的とは対義語になりますね。

では能動的な暗示とはどういうものかというと

相手の意に沿えるようにする暗示

会社ですと、組織として機能しないといけませんので、

組織を優先した動きが求められるので、その意に沿うということです。

この時に、一番大切なのが

「上司に気に入られること」

が求められます。

上司のニーズは、

「出来る部下」よりも「言うことを聞く部下」の方が良い場合があるのです。

いくら上司の仕事の進め方が良くないと思っても、

上司の言うことを聞かずに独自に仕事を進めるのは当然良くありません。

この時に、進言するのもよくはありません。

人間関係を作るには時間がかかるものです。

この場合は、上司と部下どちらかが我慢しなければいけないのですが、

この状況では、もちろん部下が我慢した方が良いでしょう。

部下は上司の言うことを聞くのが仕事で、そのために給料をもらっているのです。

この書き方に少し違和感を感じられる方もいるかもしれませんが、

会社がその人をその上司という立場にしている以上は、それが会社の意向なので

上司の言うことを聞くことは会社のニーズでもあるのです。

会社からお金をもらっている以上は、会社の役に立つ人間にならなければプロではありませんよね。

ですので、上司の言うことを聞くことが最低限の仕事で、それプラス、上司のニーズにも応えられているかの評価で部下の価値が判断されます。

会社の人はおそらくみんながそういうことを踏んで上の立場に上がられているので、そのことを理解しないで、上司のニーズに応えられないということはプロとしてふさわしくない行動と言えます。

上司のニーズに応えるのが当たり前であるにもかかわらず、部下が受け身な対応をしていたら上司はどう思うかというと

「やる気があるのか」

となるのです。

これだと上司は段々と部下への対応は厳しくなるのですね。

能動的な人は、上司のニーズに応えるために色々と自分から進んで飛び込んでいきます。

もちろん、すぐにニーズは応えられませんが、そのチャレンジは評価されるものです。

評価がなくても、上司から、ちょっとしたねぎらいの言葉がいただけたり、感謝の言葉が出たりするものです。

そのちょっとした上司の気遣いがしっかりと感じられているかどうかで、

自分のやる気として奮い立たせられれば、

自分にとっても、上司にとっても、会社にとっても良いことなのです。

これは『三方よし』と同じです。

近江商人の三方よしは

「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」

で、

自分の行うことが全てに良い作用をもたらしているのですね。

こういう考えで仕事に向き合えていれば、

上司の意向に沿うだけでなく、上司へのネガティブ発言が出ること自体もおかしいのです。

上司は私のために色んな配慮をしてくださっているという感謝が見えないと、共に仕事をし合える良いチームにはなりません。

組織を大切に重んじることがチームの一員として必要なので、能動的にチームや上司のために良かれと思って動くことがお金をもらっている以上はしないといけませんので、これがデフォルトなのですね。

上司の言い方がきついとか、個人的な問題もあるかと思いますが、それは直接上司に話すか、合わなければ仕事を変えることも考えればいいことです。無理する必要はありません。

一番いけないのは、無理して不協和音を出すことが問題で、それはお互いに不幸の道を辿ることになるのです。

ですので、協調性を大切にすることが部下の務めです。

今回は上司と部下の話をしましたが、どの立場の人も三方よしの考えで能動的に取り組めばきっとうまくいきます。

では、どのようにすれば能動的に取り組むことが出来るのかというと

これは私のブログで一番出てくる言葉なのですが、

「感謝の言葉をたくさんいうこと」

なのです。

いつも、お礼を言う気持ちでいることが大切なのです。

『ありがとうございます』『感謝します』

この言葉をたくさん言うと、たくさんのありがとうがもっともっと今以上に見えてきます。

この感謝の言霊を言い続けると

それが暗示となって、

全てが良い方向に向かっていきます。

感謝の言霊は、感謝する人を呼び寄せて、感謝の足りない人を遠ざけたりもします。

是非お試し頂ければと思います。

これからはですね。

自分のネガティブな発言に注意して、出来るだけ言わないようにしてみてはいかがでしょうか。

きっとそれだけで、今の置かれている状況は変わりますよ。

そして、毎回感謝の気持ちを言葉にしていれば、

良い流れが必ずやってます。

良い言葉をたくさん発すると、自分がその言葉に少しずつ感化される。

見えない感化ではありますが、言葉で人は変わります。

素敵な人は素敵な言葉を使っています。

素敵な言葉を使っていると素敵な人が集まります。

素敵な言葉を使っていると、自分がいつしかそれに合わせた人物になります。

「しんどい」「だるい」とか言っていると、いつも疲れた顔になりますよ(笑)

そういう言葉を使っていると自分への感謝が足りないですよね。

自分を労わらなければ、

自分がやる気を出したとしても、実際に動く自分は言うことを聞きません。

人を動かすことも難しですけど、自分も簡単には動かないんですよ(笑)

自分の言うことをしっかりと聞いている人がいれば、

おそらくほとんどの人が、

スーパーマンになっています(笑)

自分を上手く動かさないといけないのです。

こう動かし方は、普段からの言葉で

無理なく考え方をシフトする。

そうすると、徐々に徐々に

行動も変化していくのです。

急に変えようとしてはいけません。

恒常性が働きます。

自分を変えるという意識を絶対に持たず、

自分の考え方を徐々に変えていく、

変化を嫌う恒常性が働かないように、

変えるのではなく、少しずつ進化する方向で自分を攻略しないといけません(笑)

ですので、

自分の変化を楽しむのではなく、

自分の言動の変化に楽しみを持てば面白いのです。

この言動の変化をさせるのが良い言葉に変換する。

練習しないとすぐに悪い言葉になるので、

良い言葉を反復する。

これが言霊というわけなのです。

根拠がないと思わずに

是非挑戦してみては如何でしょうか。

言霊で、良い言葉を発する人になろう

言葉で、無意識に向かわせているお話。

最後までご覧くださいましてありがとうございます。

劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。

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