
7月24日(金)から26日(日)に神戸の新開地アートひろばで行いました劇団ブルア第8回公演『歌姫』は大盛況の中、無事幕を下ろすことが出来ました。
ご来場いただきました皆さま、この度は誠に有難うございました‼
今回、劇団ブルアでは初めて400名様以上のご来場を賜り、本当に有難い限りでございます。
素敵なご感想もたくさん賜り、またSNS等でもご感想賜り本当に嬉しく思います。
今回は、私さいとうも公演前からかなりの手ごたえを感じておりましたので、多くの方々にご覧いただき、劇団ブルアと共に盛り上がってくださる方が増えることを切に望んでおりました。その思いが実現出来たこと、本当に有難い限りでございます。
今回の作品『歌姫』は東京セレソンデラックスの宅間孝行さんの作品で、舞台だけではなくドラマでもとても有名な作品で、作品の力は本当に大きかったと思います。
有名作品でもあるために、ハードルが上がることもありました。ですが、公演のご感想をいただき、感動した。涙した。というお声を多数お寄せいただき、私たち座組と共感していただけたことは本当に嬉しかったです。
当にお客様と一緒に舞台を育むことが出来たのではないかと思います。
また今回は、ブルアでは一番多く客演の方にご出演いただいたということもあり、劇団ブルアだけではなく、色々な演劇関係者様と一体感を持って作り上げられたことも、感謝申し上げます。
さて、今回は出演者14人のうち9人が客演の方々にご協力いただき、4月から稽古して参りました。稽古では、既に台本を離せるのではないの?と思えるほどの役者の方も多く、最初から質の高い稽古が出来たのではないかと思います。
現に4月の後半に全体の通し稽古をしたのは、ブルア初の快挙でした。いつもは通し稽古は6月中旬からくらいでしたので、驚くべき早さでした。
また本来は、出来るだけ客演の皆様には、ご自身で培われた演技をとのことでしたが、中には演技指導も受けたいという方もおられて、何人かの方は、私たちの練習しているブルアメソッド演技をお教えしました。舞台経験が数回の方もおられたので、舞台の所作もお教えすることはありましたが、今までは、ほぼ型だけで済ますところが、今回は、より踏み込んだ演技指導を行えたことも良かったのではないかと思います。
しかしながら、一番の今回の舞台の成功の要因は何と言っても役者お一人おひとりのポテンシャルの高さ。この一言に尽きます。
演出オーダーを見事に熟されるだけではなくより良いものを出そうという試みが随所に現れていて、それが周りへの相乗効果も働き、とても活気のある稽古が毎回出来たとところが一番大きかったのではないかと思います。
稽古の雰囲気がとても良かったのは、みんながみんな今日の芝居を観とけよっていう気概が感じられたので、演出をしている私にとっても毎回とても楽しみな稽古でございました。
こういう稽古をしていれば間違いなく舞台は上手くいく。経験をもとに私はそう確信したのが6月の後半。
ですから7月からは、キャストの皆様が悔いのないように、思いっきりできる環境を作らなければと、私の中でシフトチェンジをしました。
みんなが楽しい稽古になるためには。楽しいと言っても楽ではありません。
どう打ち込める稽古にするか。その一念にかけていました。
稽古が少なくなるにつれて、この座組で芝居できるものあと少しなんだなと稽古の帰りに涙したこともありました。それほど、今回の座組は私にとって最高の座組でした。
小屋入りしてからは、みんなをそっと遠くから見ていました。普段から小屋入りしてからはあまりものを言う方ではありませんが、信じることが何よりも必要なことですので、遠くから見守っていました。
そして舞台でご活躍されるキャスト陣に心の底から応援しておりました。
お客様には観に来て良かったと思えるほど、自信を持ってお届け出来たかと思います。
そして、本当に座組のみなさまお一人おひとりを誇りに思いました。
キャストの皆さまにおかれましては、またブルアで一緒に芝居をしたいなと思っていただけたら幸いです。
また最後になりますが、これからもブルアを応援していただければと切に願っております。
地方に若者が根付くこと。これは実はこれからの日本にとってとても大切なことです。毎年一県ほどの人口が減少した中で、さらに若者の都市への流出で一極集中型になれば、日本の地方は今以上に過疎化が進んで、壊滅的な打撃になるでしょう。そこに微力ではございますが、私たち演劇人でどうにか若者による文化芸術を発展させ、若者を地方都市に定着させる役割があると真剣に考えております。地域があって私たちの活動がある。
そのように考えて、ここ兵庫県で頑張っているところでございます。まだまだ知名度の低い劇団ですが、色んなところで公演し、今後も活動ベースとなる地域を盛り上げていければと思います。そして、私たちに賛同いただける仲間を増やせるよう、私たちの演劇にもご関心いただける活動に努めて参ります。

さいとうつかさ
劇団ブルア 代表
劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。
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