相手のセリフの言葉尻を待ってそこから息をしてセリフを言う方がいらっしゃいますが、こういう時にたいてい演出から、「もっとセリフを聞きなさい」というダメ出しが入ります。どうしてかというと、
息をしているところが違うから
話し終わってから息をして話す場合もありますが、殆どの場合、人間は感情が動くときに呼吸しはじめるようになっています。
つまり、どこで感情が働くかが分かればそこが息を吸うポイントなのです。相手のセリフが終わってから吸っては遅い場合が多く、とっても間の悪いセリフ回しになってしまうのですね。
相手の言わんとすることは最後まで聞かなくても大抵は分かる
相手の話している途中で大体話は理解できますので、理解して感情が働く場所はここだなというところで息を吸うと不思議な話ですが間が良くなるのです。つまり、話をしようと意識するのではなく、相手の話を聞いてどこで感情が働くかに意識すれば自然な会話が成立するのです。