
今年の夏から実験的な演技練習をしようと計画を立てております。
5~10分ほどのショートストーリーを作って、その中で実際に演技プランから動作練習までを短期間で作り上げる取り組みをしようかと思っているんです。出来上がりを動画撮影し、それをSNS等で発信できればと思います。
これが簡単にできるようになると、これから音楽制作や映像撮影、脚本を作ってみたい方がプロの役者を使って作品を手掛けてみませんかという企画も作れて、色んなクリエイターの方と出会える可能性が増えそうな気もするんですよね。もしも、それが叶えば今後演劇活動もご一緒できるので、こういう形で人脈が出来るとまた面白そうですよね。
このアイデアは海外で見たものをヒントにしました。日本では演技を練習する機関が少なく、そういうものを作ってみたいなと20代後半から考えていました。今から100年前のロシアでもスタニスラフスキーがが作ったモスクワ芸術座の第一スタジオのような研究機関が海外にはあり、アメリカにはアクターズスタジオという、こちらもスタニスラフスキーから直接指導を受けた方が設立した機関があります。今でも数多く存在します。そして、そういう研究機関がある国の演劇はとても栄えている印象があるのです。
日本でも東京の有名劇団でしたら、今でも研究所という形で、演技を練習する機関があるかと思いますが、地方ではなかなかお目にかかれない機関ではないでしょうか。
そのような機関を、僭越ではございますが、西宮でも作ってみたいと先日、劇団員に直談判しました。そしたらまずは劇団員だけで実際にやってみませんかという話になり、只今、燃えているのです。色々な人と巻き込めたら良いんですけど、まだ、構想段階なので、ひとまず劇団の中だけでやろうとなったのです。昔のことを思い出しながら作っていければと思います。
このことが確立出来たら、劇団で一クラス20人ほどの研究所を作りたいなと思っております。
役者の仕事の流れを10分の作品でお教えできるので、効率が非常に良いのです。そして、それを何回もこなせば、再現性が確保され役者一人ひとりの自信にも繋がる。
演技で難しいのはこの四つ。「台本の読み方」「演技プランの作り方」「身体動作から感情を誘発させる技法」「無意識の動作や所作の習得」
この4つを短期間に経験することを目的とした練習を目指したいのです。年間に6作品を手掛ける練習を考えてます。実現させたいな。

さいとうつかさ
劇団ブルア 代表
劇団道化座に13年間所属し、日本各地、海外公演に数多く出演。道化座退団後はフリーで演出・俳優活動を行う。「社会に寄り添う演劇」を掲げ、2019年に劇団ブルアを設立。同劇団代表を務める。現在の演劇活動として、演出業、俳優業だけではなく、関西各地で演劇のワークショップで演技指導も行う。出演回数は400ステージを超え、実践的な演技指導が持ち味。またスタニスラフスキーシステムを独自にアレンジしたブルアメゾッドを作り、「身体動作から感情を誘発させる」演技術を展開し、リアリティーのある演技を追究。「役の人物を介して自分を表現する」「自己探求」などを念頭に演技向上を図り、ありのままの魅力的な自分で勝負する独特の演技コンセプトが好評を得ております。
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